長野県松本市にある涸沢(からさわ)カールですが、特に紅葉シーズンがとても人気で葉っぱが色づく秋には大勢の人が訪れます。
そんな涸沢カールのコースの一つにパノラマコースがあります。
実際にどんな感じのコースなのか、下山してみたので難易度等あわせてお伝えしていきます。
行った日にち【2021年10月】
行った日は、2021年10月上旬の土日で、紅葉のピークでした。その分人も通常より多く、朝7時の時点でスタート地点から渋滞しているのが見えました。
そのため元々は行きと同じメインルートで下る予定だったのですが、人が少しでも少なそうなパノラマコースを選ぶことにしました。
ちなみにパノラマコースのコースタイムは平均4時間30分です。メインルートとだいたい同じタイムだそうです。
メインルート:上高地~明神~徳沢~横尾~本谷橋~涸沢
パノラマコースの崖。初心者にはおすすめしない
パノラマコースのスタート位置に、道幅が狭いこと、熟達者・健脚者であること、ストック使用禁止なことが注意書きされています。
実際に下っていくと崖が4箇所程ありました。
こんな感じ
これは比較的余裕があるときに撮った写真ですので、もっと岩にしがみついて渡っていくような箇所もあります。
そしてこのうち2箇所ほどは落ちたら死にそう、もしくは大怪我しそうという箇所でした。
百名山を制覇したという登山上級者の方の情報によると、ここのロープは滑る箇所があるため、体重をかけないほうが良いとのことです。
テント泊用の荷物を持ってこのコースを通るという方も多いと思います。私はザックから、テントが横にはみ出ており、それが崖に引っかかってバランスを少し崩したときがありました。出来るだけザックからはみ出ないようにしまう。
また、カバンにぷらぷらと荷物をかけている方もバランスを崩す原因になるのでやめた方がいいでしょう。(熟達者の方にはいないとは思いますが…笑)
まとめると、気を付けた方がよいことは
- ザックから荷物がはみ出ないように詰める
- ロープに体重をかけない
- 軍手があればよし(落石の危険もあるためヘルメットがあれば安心ですが、している方は少なかったです)
崖の箇所は道幅が狭く片道通行となっています。
人一人通れるスペースしかありません。譲り合って通ることになります。
ちなみに人数比は下り8割、登り2割でした。パノラマコースのほうは利用する人がそこまで多くない印象でしたし、利用する人は慣れている人が多いです。
通るのにすごく時間がかかるということはあまりないかと思われます。
パノラマコースからの景色
パノラマコースの途中に屛風の耳というとても眺めのよい展望スポットがあります。そ
こに行くには荷物を一度分岐に置いていく必要があります。
その後景色を見て、コースに戻ってくるという流れになります。私は時間がなく残念ながら寄ることができませんでしたが、それでもすごくきれいな景色を見ることができました。
まとめ:パノラマコースは絶景!ですが危険な箇所もあり
涸沢カールのパノラマコースは紅葉時とにかく絶景です。しかし、看板にも注意書きがされている通り、危険な箇所もあり、完全な初心者にはおすすめできません。
私自身初心者ではないのですが、テントや寝袋の分の重さで、体力を奪われました。
しかしメインコースとはまた違った景色が見られますので、行きがメインコースなら帰りはパノラマコースを通るのがおすすめです。
ぜひこれから行く方は楽しんできてください。
この情報が少しでも参考になれば幸いです。
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